小林麻耶さん 取材攻勢で追い詰められた日々「必死に生きる努力をしました」

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 昨年7月に結婚し、同8月に芸能界引退を表明した元フリーアナウンサー小林麻耶さん(39)が30日、フジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」(木曜後9・00)に出演。引退に至るまでの経緯について明かした。

 妹の麻央さん(享年34)が闘病生活を続けている時から取材攻勢を受けていたという小林さん。記者が家まで来たり、家の電話にかけてきたり。フリーアナという立場もあり、連日の取材に耐える日々が続いていた。しかし、取材は次第にエスカレート。麻央さんが通院する病院まで追いかけ、さらに患者にもインタビューするにまで至った。

 麻央さんの体調の良い時に一緒に食事をとろうとしても、近くにはレコーダーを持った記者がスタンバイ。MCの坂上忍(51)は「麻耶ちゃんと麻央ちゃんにとっては貴重な時間だった訳じゃないですか。一つ一つが…」と言葉を詰まらせた。

 数々の記事を書かれた中でも許せないものがあった。これは麻央さんが体調が良い時に麻耶さんと買い物に出かけた時の記事で「ブランド店 2時間ショッピング」といった見出し。「『すごく元気じゃないか』と誘導される記事を書かれてしまったんです」と麻耶さんは訴える。しかも実際買い物したの1店舗のみ。ほとんどの時間を併設のカフェで過ごしただけだった。

 この記事が世に出回ると周囲からは「死ぬ死ぬ詐欺」との声が聞かれるように。ネットにも中傷するコメントが書かれるようになった。麻央さんは悲しげな表情を浮かべ「お買い物にも行けないんだね」という絶望的な言葉を漏らしたという。

 麻耶さんは「もしかしたらがんの人たちは、笑うことによって病気にいい作用があるとよくテレビで言っていますし、実際にお医者さまもそうおっしゃっていたので…。笑う時間をたくさん増やしたかったのに…。その時間もなくなりました。もし、あの時、ああいう記事がなければ、妹ともっともっと楽しい時間を過ごせたし、妹ももっともっと治療に専念できたと思うんですよね」と涙ながらに吐露。「大人なのだから許すべきではないのか?」と自らに訴えかけると、坂上は「譲っちゃいけない善悪はあると思う」と麻耶さんを気づかった。

 麻央さんの死後、記者たちは麻耶さんの一挙手一投足を巧みに記事にし、ありもしない事実を伝えるようになった。のちに「麻央さんの後釜を狙っている」「再婚説」などがささやかれるように。その記事を信じた街の人たちから「幸せになってね」などと声がかけられたという。 

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