「麒麟がくる」第2話に追い風?「ポツンと一軒家」休止 落合CP初回反響に喜び「地味さあるプロローグ」

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 俳優の長谷川博己(42)が主演を務めるNHK大河ドラマ麒麟がくる」(日曜後8・00)は今月19日に拡大版(75分)でスタートし、初回の平均視聴率は19・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率をマークした。大河ドラマの初回19%超えは2016年「真田丸」19・9%以来4年ぶりとなる好発進。第2話が放送される26日、テレビ朝日は特番のため「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)のオンエアがない。ライバルの休止は「麒麟がくる」の視聴率に追い風になる可能性がある。制作統括の落合将チーフプロデューサー(CP)には“意外な初回反響”について聞いた。

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。 

 初回は「ポツンと一軒家」16・1%などを上回り、同時間帯横並びトップ。「いだてん」の初回(1月6日)と最終回(12月15日)を比べると、大河のメインターゲットのF4層(女性65歳以上)とM4層(男性65歳以上)は実に半減。年配層にソッポを向かれた。しかし「麒麟がくる」初回の世代別視聴率を見ると、F3層(女性50〜64歳)、M3層(男性50〜64歳)、M4層(男性65歳以上)で「ポツンと一軒家」超え。王道の作品に、従来の大河ファンが戻ってきた。特にM3層、M4層の回帰が大きい。

 第2話は、織田信秀高橋克典)と斉藤道三(本木雅弘)の戦い「加納口の戦い」(1547年、天文16年)を描く「道三の罠」。テレビ朝日は特番のため「ポツンと一軒家」が休止。昨年は「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」が期間平均8・2%と大河ドラマ歴代ワーストを更新し、メインターゲットの年配層を奪われた最大のライバル。「麒麟がくる」に追い風が吹いても、おかしくはない。

 26日の裏番組は、

 ▼日本テレビ世界の果てまでイッテQ!」(後7・58〜8・54)=イモトWT&みやぞんイッタっきり

 ▼テレビ朝日「じもキャラGP〜お笑い怪獣と異名さん〜さんま×全国で発掘した地元の名物キャラ」(後6・30〜8・56)

 ▼TBS「バナナマンのせっかくグルメ!2時間半SP」(後6・30〜8・54)=竹内涼真鈴木亮平ギャル曽根

 ▼テレビ東京「THEカラオケ★バトル」(後7・54〜9・54)=最強女子ボーカリストカップ

 ▼フジテレビ「日曜THEリアル!」(後8・00〜9・54)=世界法廷ミステリー 暴かれた完全犯罪

 「麒麟がくる」にとっては、好調キープへ環境が整ったと言えそう。一般的に下がると言われる第2話の視聴率が注目される。

 第1話は「光秀、西へ」。領地を荒らす野盗を撃退した際、明智光秀(長谷川)は、その頭領が持っていた「鉄砲」という見たことのない武器に興味を持つ。美濃守護代・斎藤氏の名跡を継ぐ斎藤道三(本木)に掛け合い、ある約束と引き換えに、鉄砲がどういうものか探る旅に出る。堺を訪れると、ひょんなことから三好長慶の家臣・松永久秀吉田鋼太郎)に気に入られる。次に向かった京で、名医と名高い望月東庵(堺正章)と助手の娘・駒(門脇麦)に出会うが、東庵は大の博打好き。本当に名医なのかヤブ医者なのか分からない。そんな中、大名同士の抗争が始まり、町は大火事になる…という展開だった。

 複数の関連ワードがツイッターのトレンドに入るなど、インターネット上も大いに賑わった。その中、意外な反響を尋ねると、落合CPは「第1話はある種、エピソード0。普通の青年が普通に旅をしていくだけ。冒頭に光秀と野盗の戦いがありましたが、クライマックスに合戦シーンがあるわけでもなかったので、『冒頭だけじゃん』という人もいたと思います。ある種、地味さもあるプロローグに対して『おもしろかった』と言っていただける方が多かったのは思いの外、意外でした」と明かした。

 「普通だと本能寺の変から始まり、子役時代に戻り、終盤に合戦シーンがある、みたいな初回の構成を想像すると思うんですが、ことごとく裏切っているので。それなのに『おもしろかった』と言っていただけて、視聴者の皆さんの“見る力”も捨てたもんじゃないといいますか、伝わってよかったと思いました。すごくうれしかったですね」と喜んだ。 

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