中国人留学生があきれた、日本のキャッシュレス「ペイ多すぎ!」 実家に帰省して「現代社会に戻った……」

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キャッシュレス決済が本格化しつつある日本ですが、「先進国」にあたるのが中国です。20代でスマホ世代の中国人留学生は、日本のキャッシュレスをどのように見ているのでしょか?「ペイ多すぎ!」「中国に帰ると現代社会に戻った気がする」。本音トークから、キャッシュレス決済の未来を考えます。

「ペイが多すぎ!」
話を聞いたのは、来日して2年程度の中国人留学生4人です。全員20代の女性で、キキスさん(Kikis、四川省楽山市出身、28歳)、アインさん(ayin、湖南省衡陽市出身、23歳)、クラシュさん(Crush、福建省アモイ市出身、23歳)、チンチーさん(qingqi 、浙江省金華市出身、22歳)。日本語学校のビザで来日し、大学院受験のため準備中です。

まず、全員が訴えたのが「ペイが多すぎ!」ということです。事実、日本では現在、大手と言われるものだけでも、10種類以上の「ペイ」があります。

・メルペイ(フリマアプリ「メルカリ」)
・J-coin Pay(ジェイコインペイ・みずほ銀行
QUOカードPay(クオカードペイ・QUOカード
・りそなウォレットアプリ(りそな銀行
au PAY(au
・ゆうちょPay(日本郵政
・ファミペイ(ファミリーマート
・LINE Pay(ラインペイ)
・PayPay(ペイペイ)
・pring(プリン)
・d払い・モバイルSuica
・ORIGAMI Pay(オリガミペイ)
楽天ペイ

中国では基本的に「アリペイ」(支付宝)と「WeChatペイ」(微信支付)の2種類だけしかなく、それぞれを使い分けるか、片方しか持っていない人もいます。

中国では「高級百貨店の宝石売り場から、路上の野菜売りまで『アリペイ』と『WeChatペイ』が浸透している」と言われています。

「中国と比べると、日本は『ペイ』がとても多く、どれを選んだらよいか分かりません」(アインさん)
日本のペイに不安も
来日してまだ時間がそれほど経っていないクラシュさんとチンチーさん。実は、日本のペイをまだ使っていません。

「みんなが使っていて安全だとわかったサービスじゃないと不安です。中国では誰もが『アリペイ』と『WeChatペイ』が使っていたので安心して使えたんですが……」(チンチーさん)

アインさんは「PayPay」を使っています。ただし、「アリペイ」に比べると不安があるそうです。

「『PayPay』のアプリは立ち上げるとQRコードがいきなり現れるので、盗み撮られないかと思ってしまいます。『アリペイ』は決済の時にしかQRコードが現れないので、タイミングがコントロールできるので安心できます」 実は日本で使える中国のペイ 実際、日本にある多種多様なペイをダウンロードしなくても、生活に特に支障はないそうです。

まず、たとえばスマホに「アリペイ」があれば、「PayPay」のQRコードから支払いが可能です。

また、日本でキャッシュレス決済ができる店の多くは「アリペイ」と「Wechatペイ」も使えるので、わざわざ日本のペイをインストールしなくても大丈夫だそうです。

「中国に帰省して現代社会に戻った」
日本でもキャッシュレス化が急スピードで進んでいますが、4人は、中国のほうが圧倒的に便利だと言います。

中国では、財布がほぼいらない生活ができあがっています。

「この前、横浜のBEAMSビームス)で可愛い財布を見つけて、友だちにプレゼントしようと思ったんですが、やめました。考えてみたら、みんなキャッシュレスなので、財布を使うことはないからです」(キキスさん)

そして、クラシュさんは、日本から中国に帰省した時に「現代社会に戻った」とまで感じています。

「この前、帰省した時、人民元を持っていなかったんですが、タクシーを呼んだのも、食事をしたのも、高速鉄道でチケットを購入したのも、すべてスマホ一つでできました」 最近覚えた「現金難民」という日本語 日本では今も、現金しか使えない場面が少なくありません。一度でも現金を使うと、お釣りを受け取ることになり、そのための小銭入れが必要になります。

キキスさんは、最近、「現金難民」という日本語を覚えました。

たくさんのペイが生まれている日本ですが、すべての買い物ををキャッシュレス決済で終わらせるとはまだできません。中途半端にキャッシュレス決済に慣れてしまうと、いざ現金が必要な際に持ち合わせがなく困ってしまう「現金難民」になりかねません。

中国では、スマホだけで生活できる社会環境がすでに整えています。現金がなくても、基本的に生活に支障がありません。

日本では、キャッシュレス決済と同時に、金融機関のATMの削減が進められています。中国のように、完全なキャッシュレス社会になれば問題ないのでしょうが、今のような、どこか一つだけでも現金が必要な状態だと、「現金難民」の問題はより深刻化するかもしれません。 

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